Arduinoのソフトをダウンロードしてインストール

Arduinoは、デバイス本体だけでは意味がなく、ソフトといっしょに使います。

ソフトは、Arduinoのサイトからダウンロードできます。
USBとつなぐためのドライバをインストールする必要があるので、忘れずにインストールしてください。
(最初の1回だけのインストールです)

Arduinoのサイト

ダウンロードページで自分のOSにあったものをダウンロードします。



ダウンロードしたら、解凍してください。
「drivers」フォルダのなかにあるものがUSBのドライバです。
「FTDIUSBSerialDriver_v2_2_9_Intel.dmg」か、「FTDIUSBSerialDriver_v2_1_9.dmg」をダブルクリックしてインストールします。
※Macの人は「Intel」かどうか、自分のMacのものを選びます。
※Windowsの人は「Arduino driver windows インストール」で検索すると丁寧なサイトが見つかります。




これをダブルクリック




こんなウィンドウが開くので、またまたダブルクリック。
Macの場合はインストール後、再起動が必要です。指示に従ってインストールを。




インストールできたら、ArduinoのデバイスをパソコンにUSBでつないでから、ソフトの「Arduino」を起動します。





こんな感じで、表示されれば準備オッケーです。



Arduinoのプログラムで一番シンプルなものをやってみましょう。
図では省略してますが、USBはパソコンにつないでおきますよ。


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プログラムはシンプルですが、流れを抑えておきましょう。

1、「ピン」のこと

 Arduinoには、ゲジゲジした黒いものがささってます。これが脳みそになっていろんなことができるようになっています。
 USB経由でパソコンからのプログラムを「Upload」すると、脳みその中も書き代わって、動作もかわります。

 「ピン」とは、このゲジゲジの足のことで、この足にスイッチをつないだり、LEDをつないだりしてつかいます。
 Arduinoは、つなぎやすいように外周の黒い部分に、「ピン」からの配線が引いてあります。

 たくさんある「ピン」には、番号で名前がついていて、「1番はLEDを光らせなさい」「2番はスイッチの状態を調べなさい」のように使います。Arduinoに番号が印刷されているのは、このピンの名前のことです。

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2、インプットとアウトプット

 「インプット」とは、Arduinoが外の状態を知りたい場合です。
 「スイッチが押されたかどうかを知りたい」とか、「センサーの状態を知りたい」とかいうとき。

 「アウトプット」とは、Arduinoが外へ向けて何かをしたい場合です。
 「LEDを光らせたい」とか、「モーターを動かしたい」とかいうとき。

 この2つは、
 「外の状態をArduinoの内側に取り込む」=インプット(入力)
 「Arduinoの内側から外へ向けて出す」=アウトプット(出力)

 という感じで、方向が逆になります。

 電気のイメージでいうと、電気のツブツブが入ってくるのか、出て行くのかの違いです。
 Arduinoやほかのマイコンも、最初に「ピン」をどっちにつかうのかを設定しておく必要があります。


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3、実際のプログラム


ArduinoのLEDピカピカのプログラムです。
コピペしちゃうと頭に入らないので、打ち込んでみてください。

「13」というのはLEDをつないだピンの名前です。
最初の1回だけ実行されるものを「void setup(){ }」の中に書いて、繰り返し実行したいものを「void loop(){ }」の中に書きます。


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4、書き込みの前に確認





書き込みするために、「Tools>Board」から自分のつかうArduinoの種類を、「Tools>Serial Port」から対応するUSBを選びます。Macの場合は「/dev/tty.usbserial-xxxxx」(xxxxxはみんなそれぞれ違います)と、「/dev/cu.useserial-xxxxx」の2つ出てきますがどちらでもかまいません。Windowsの場合は「COM2」のようにCOMで始まる名前になってます。


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5、書き込んでみよう



このボタン(白くなってるやつ)を押すと、Arduino本体へ書き込みをはじめます。書き終わると自動的にリセットして動き出すので、成功したらいきなりLEDがピカピカしちゃいます。まぶしいので直視しないよう注意。


以上で、基本的な使い方はおわりです。

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6、応用

LEDには必ず抵抗が必要で、抵抗がないとLEDに電気が流れすぎて壊れてしまいます。
13番ピンだけはテスト用にすぐ使えるように、抵抗がついてますが、他のピンには抵抗がないので、今日のところはつながないようにしてください。

プログラムをいろいろ変えてみましょう。

delay(100);

というのは、「100ミリ秒待つ」という意味ですので、この数値を変えるとピカピカするタイミングが変えられます。

ArduinoとFritzing



Arduino(アルドゥイーノ)は、簡単にデバイスの開発ができるハードウェアとソフトウェアのセットになってます。
来週、Arduinoが届くので、さっそくプログラミングをしてみます。



各自、USBケーブルを買ってきてください。
※USBケーブルは、コネクタの形が何種類かありますので、片側が「A」、片側が「B」のケーブルです。


Fritzingをつかって配線のイメージをつくっていきます。メールでデータをやり取りして、おかしい配線などはチェックして返信します。
見るだけなら、Fritzingをインストールしなくても大丈夫です。
Phun・・・・物理シミュレーションソフト

Arduino・・・・デバイスのArduinoを開発するソフト

Fritzing・・・・電子回路の配線のソフト

このほかにもありますが、まずはこれだけ紹介です。